旅のまにまの 似非コラム
なにより。その国の通貨を手に入れないと話になりません。 だから、まずは銀行の出店？の両替所へ直行し、T/Cを換金するわけです。
例外もありますが、 だいたいの場合、銀行のレートが一番良い（もしくは、マシ）なのです。 自国建てチェックの場合は 手数料不要のケースが殆どなのもありがたいところです。 そして、駅の出店の場合も 市内の同行とレートは同じか、マシな方といってよかったと思います。 だいたい駅に入ってる銀行は、大手と予想されるので安心感もありました。
貧乏旅行の場合、 僅かな出費も塵もつもればなんとやら…で敏感にならざるを得ません。 その意味で、換金時のレートやコミッション（手数料）の有無や高低は 死活問題とすらいえるんです（マジ）。
換金場所が変われば、同じ金額のチェックが全然価値が変わるわけです。 切実です。切実なのです。 そういう事情から、駅構内の銀行での換金は結構効率がよかったのです。 それに、すぐ切符を購入して交通機関も利用できたりするメリットもあります。
ただ、国によっては。換金レートが悪いところもあります。 当然手数料も怒髪天をつく金額となります。 じゃあ、街中の他銀行へゆけば…と思いたくなりますが、 えてしてそういうケースでは国全体でそういう傾向だったり。 苦労して見てまわった結果、 駅構内の銀行がまだ、ひどいなりにマシというケースが多かったものです。
そうそう。国際夜行で朝入国する場合なんですが。 どうにかしてくれ、といいたいくらいのバックパッカー達が ゾロゾロ駅に降り立つわけです。 でもって、その殆ど全てが駅構内の銀行へこれまた向かうんですね。 するとどうなるか……。 気の遠くなるような長蛇の列が一瞬にして出来上がるんだよぉぉぉぉ。 彼の地での窓口業務のスピードは、 はっきりいって日本のそれに慣れた者には血管ぶち切れものです。 国会の牛歩作戦どころの騒ぎじゃありません。 牛歩はまだ進むだけマシです。
夜行入国の初体験となったリスボン・アポローニャ駅で、 それを未だ知らなかったわしらはエラい目にあいました。 以後学習しまして、国際夜行での入国の際は、 ダッシュで銀行へ行くようなったのは云うまでもありません。
駅構内の銀行レートがあまりにキビシイ場合、 つまり国全体としてレートがキビシイ場合の選択肢として、 アメックスへ行くという手段もとりましたね。
勿論、自分たちがアメックスのチェックを持参していた、 というのは大きな前提ですけど。
アメックスで換金する場合もその国建てチェックだと手数料は不要。 手数料の有無は本当響きます。 情報として、アメックスは何処もレートは その国の平均より上〜最上と聞いてました。 また立地条件の上でも、 アメックスはたいてい町の中心部にあるので助かるのですよ。
ベルギーは事前に噂を聞いて覚悟はしていたつもりでしたが、 それでも怒髪天もののレートでした。 よって、ブリュッセルのアメックスへ向かったのですが、 さすがのアメックスでもかなり厳しいレートでしたね。 それでも、銀行に較べれば若干マシだったり。 喜ぶ以前に疲労困憊した記憶のみ残っている感じです。 ブリュッセルの駅が町の中心からかなり外れた所にあるため、 アメックスが無茶苦茶遠かったせいもあるかも。 炎天下、リュックかついで数十分歩きましたから。 より怒りがましたのはそのせいかもしれません。
まぁ、アメックスもその国の基本レートと相対してる と考えたらよいのかもしれませんね（推測）。
次は、i へ行って簡単な町の情報をもらいます。 アウトラインをつかもう、ということですね。 担当者がヒマそうなら、少し話しを聞いてもみます。 忙しそうなら（こっちの方が多かった）、 とりあえず無料の町の地図を貰います。
何処の町でも、この地図が詳細にわたりよく出来ていて感心しきり。 痒いところに手が届く便利物です。 旅人が多いという積み重ねが こういう所にも財産として形になっているのでしょうか。 後、チラシやパンフをみて、面白そうなイベントもチェックしてみます。 場合によっては、宿泊予約手続きをとることもありました。
すでに出国や、国内での夜行移動の日程が決定している場合のみですが。 Reservation の窓口へ行って、 クシェット（簡易寝台）の予約などを済ませてしまいます。 早めに済ますことで気分的にもラクになれますから。 そのためだけに後日改めて駅へ来る時間の無駄も防げるのもありますね。
基本的に、新しい国へ入国する場合と同じ。 換金して、i へ行って、必要なら移動の列車を予約しておく―ってことです。
ただ、多少はその国の通貨を持っているし気分的にはラクです。 国によっては、 駅ではなく街中のアメックスを探し直行して換金するケースも増えた気がします。 それ以前の町で、銀行とアメックスどちらがベターか見当ついてますからね、 悩むことはなくなります。
スペイン、イタリアなどはアメックスの方をよく利用した記憶があります。