900902

でっかいぞぉ〜、LONDON ZOO

カムデンロックのマーケットを後にして、REGENT PARK へ至る一本の道を進むと あたりはまた静寂を取り戻す。

何だかんだいって緑が多い町だ。 巨大な公園がロンドンの中に幾つもある。 樹々がおいしげりひたすら緑の絨毯が拡がっている。 ひとびとの憩いの場所となっているようだ。 圧倒的にこの贅沢な財産を日常的に享受している彼らが羨ましい、わたしは。

REGENT PARK 内に入りこみ、芝生の上に腰をおろす。 さっき、道端の小さな商店で買ったばかりの evian の小瓶に口をつける。

ず〜っつと向こうでは青少年たちがサッカーに興じている。 ユニも何もてんでバラバラ、思い思いの格好で楽しんでいる。 が、へたっぴぃ〜ぽいぞ〜。 いい年こいた兄ちゃんが淡い青空の下、結構マジというかムキになって走りまわってる。 おいおい、またボールがそれていってるってばぁ〜。

良く晴れた日曜日の動物園。それは何かしら独特の空気があってよいものです。 そこにおける家族連れというのは、やはり幸福の象徴なんすかね。 ブロンドのおちびを連れて歩いてるんだよね、 なんしかそのおちびが、みなかわい〜んだ、また。

もちろん? 例外がないわけでもないのですが。 何の動物か忘れたけれど、 そこの前の道にあるベンチに腰かけてた時に横のベンチで寛いでいた某ファミリー (スカンジナヴィア系かな)の長女、あれは凄かった…。

親が一所懸命おめかししてあげてるのは痛いほど伝わってくる。 が。冗談に思えるくらいこれがまぁ、似合ってない。 おまけに所謂美形でないのはひとまずいいとして、 性格が凶暴で、 あたりでくつろいでる鳥たちをビビらせて虐めることに全精力を傾けている。 あっぱれといえば、あっぱれ。長く伸ばした綺麗なブロンドが泣くよ、ほんま。

檻のなかの哲学者たち

LONDON ZOO は世界最大の動物園 (らしい) 。 つまりはまた、大英博物館に続いての“ も〜、どうにかしてっ!! ”の世界。 広いなんてナマヤサシイものじゃない。 入園と同時に、また全部フォローできないんじゃ… (大英博物館の前例が有り) とすでに疲れる。 (実際、そうだった)。 AQUARIUM も併設されていて、まずはこちらから覗いてみる。 あのほんのりと蒼くうすくらい中に ぼんやりと水色の水槽が浮かび上がる独特の光景はよいものです。 知っているひとにひどくよく似た顔の魚を見つける。懐かしくなる。

厚いガラスの向こうの特別室?のなかのコアラは何か疲れていた。 虚無的な眼差しでながめている。 パンダを必死に探しまわる。やっとその場所を探しあてるが、何か様子がヘン。 嫌な予感…。 Oh, my God !

“ パンダはメキシコに行きました、スンマセン ”

だってさ。くっそ〜っ。

園内には、屋根がついた程度の簡単なセルフサービスのキャフェテリアがある (でも、かなり広い)。 フライドポテト&ヴェジタブルという最も安そうな一皿を選ぶ。 先の evian もあるし、ドリンクはいらん、と強がる。 かなり混みあっているなぁ。 とはいえ、当然周囲の方々はもっとヴァラエティに富んだ食事をなさってますが。

そして。 夕陽のさすなか、裏山?のようなところに沿って歩くうち 外へ出たかたちになったようです。

petty cashbook
evian (small) 40 p リージェントパーク近くのグロッセリーストア
フライドポテト&ベジタブル £1.40 動物園内の (セルフ) キャフェテリア

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