あなたとだったなら
とりもどせるのかも しれない
失われてしまった時間の破片(かけら)を
もいちど 引きよせられるのかもしれない
もしかしたら
今晩は なぜだか あまりに寒すぎる
流す涙も 想いのなかで さきに凍ってしまってる
泣くことさえ 叶えられぬ この宵に
わたしは なにを 想えば いいのだろう
わたしは なにを 夢見れば よいのだろう
あまりに冷たい闇の風につつまれながら
ただ 暖かな 一筋の光を願ってる
あなたの 笑顔は
わたしを突き抜けてく 一筋の光と思うのは
あまりに愚かすぎるのかもしれない
だけど 今日は信じてみたい
もしも 出会いが 運命であるならば
あなた なのだと
あなたの運命は そして わたしなのだと
たとえ 妄想であっても構いはしないから
あなたとだったら
とりもどせるだろう きっと
たった一瞬の またたきのような けれど 永遠を
あなたの 呼吸を かんじていたい
あなたの 瞳のゆく先に いつも 立っていたい
あなたの 腕にまとわりつく 仔猫で ありたい
あなたを思うと 幸せになれるわたしでありたい
あなたとだったら
ひどい土砂降りのなかでも
傘なんか はおるコートすら いりはしないはず
一晩でも 雨のなかで笑ってられる
いっそ それより 雨に濡れつづけていたい
いつまでも止まぬ雨のなかで
あなたの声をかんじていたい
あなたの睫毛を濡らす 雨の粒 見ていたい
雫たらす あなたの髪に 触れていたい
雨のなかでもかすまぬあなたの笑顔に
わたしはきっと 泣いてしまうだろうから
わたしの涙に気づかれぬように
わたしは 雨降りつづくことを祈るのだろう
あなたと だけ
とりもどせるに 違いない
失ってしまった 永遠の断片を