古来から人間には
嫉妬心というまこと厄介なものがあるそうで
人間(ひと)が
直立歩行(ひとりだち)をしはじめ
言葉を操り
いつか
しっぽは消え去っていったものの
いまも人間には
嫉妬心というどうしようもないものがある
そもそも
その嫉妬心をうみだすきっかけはなにかしら
などと考えてみると
出てくる答えはただひとつ
誰か―
自分以外に対する “憧憬” にほかならん
古来から人間は
自分にないものに憧れるという
時は走りつづけ
裸の身体を小奇麗な布でまとい―
だけれどいまでも
自分にないものに憧れる
もとい
自分に無いもの持つ人間(ひと)に憧れる
羨望と嫉妬は背中あわせ―
だから だから
優しくしないで―
あなたが優しくしてくれると同じだけ
わたし あなたを裏切ってる