突きぬけてしまう ということは
透明に なってしまうこと
蒼白い閃光の 走るなか
それは 鈍くさえあるのだけれど
通り過ぎてゆく ということは
永遠の闇に 身をゆだねること
ちょっと 口を歪ませたような
わらいに つつまれさえする
The end of insanity
まるで メビウスの環を 走りつづける滑稽さ
にも似て
終点など ありはしない
終点は もはや あらたなる始点となる
The end of insanity
メビウスのうえを 彷徨いつづける時間旅行者
ただ それだけが イラダチの対象
なのか
くたびれた ナイフは 鈍く 光る
The end of insanity
正気という ピンで留められた世界の果てに
ナイフは ただ 闇深くおちてゆく