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series_がぁるふれんど より
雅希と悟の最初の出会い―雅希の独白 (monologue)

(かれ)は sagarmatha (その店)
一番奥のボックスに ひとりですわっていた。
紹介されるまでもなく
すぐに 悟(かれ)だと わかった。
店には たくさんのひとがいたけれど
(かれ)は そんななかで
どこかが 違っていた。
闇のなかで どんよりと 悟(かれ)のいる場所だけが光っていた
まるで 剥きだしになった ナイフであった
けれど その刃(やいば)を どこにむけてよいやらわからず
焦り 苛立っている
そんな ナイフであった。

(かれ)は眼鏡を かけていた
もしかしたら それは
(かれ)の 鎧戸 であったのかもしれない。

(かれ)は一冊の詩集を読んでいた
“ RIMBAUD ? ”
と 問うと 悟(かれ)
“ 光晴 だ ”
と 眼鏡を軽く浮かせて答えた。

それが 悟(かれ) との 出会い(最初) だった。

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