[2009-07] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

Something in the Air : archive

Saturday, January 26, 2008

わすれてきたごがつのこと

ぼくらはあおぞらのしたにいた

ただどこまでもつづくみどりのしばのうえにたち
そのみどりのしばがつづくはずのくさはらをまちこがれた

ぼくらはあおぞらのした
いたくなるほどくびをのばしうえをみあげた
いたくなるほどせすじをぴんとのばした

ぼくらはあおぞらのしたで
ただきもちのよいかぜをかんじて
ぼくらのからだで
ぼくらのこころで
ぼくらのすべてで

ぼくらはそのかぜがだけど
どこにもゆけないことをたぶんしっていた
だからずっとそらをみあげていた

#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分

Saturday, January 20, 2007

salvation.

おぼえているかい?
ねぇ
おぼえているかい、ジョン
おぼえていてくれるかい?
ねぇ
あのときのことを
そして
あのときの波打ちぎわの女の子のことを

かのじょはいつも砂でお城をつくっていた
よくある話さ そうさ
いつもひと言も口にすることもなく
ただ 目の前の砂の城だけを見つめながら
ちいさな指にねばりつく砂の感触だけが
あのことこちら側をくっつけていたとでも思ったのかい?
ねぇ まだおぼえていたなら 教えてくれよ ジョン

だから あのこの砂のお城を崩し続けたのかい?
あのこは壊されるたびに
何かを噛みしめるよう それでもまた砂をこねた
どんなに離れたところにいたって
きみは またどこからかやってきて
そして お城をそのたび崩した
崩れた砂はそして 波の藻屑と消えていった

ねぇ ジョン
きづいていたかい
彼女は彼方へ流される砂のローブを
悲しさと同じくらい ほっとした気持ちで眺めていたことを
いや、きづいていたはずだ
だからこそ
きみは 律儀なまでにいつも崩しにきてくれたのだから

ねぇ いま何処にいる?
君が消えてからもうずいぶんと経つんだ

砂のお城だらけなんだ
波打ちぎわは かちんかちんに固まった城で埋まってしまってる
まるで防波堤のようだ なのに誰もきづかない
海のしずくすらしみこむことができない そんな砂の城壁さ
なのに まだ砂の城をしゃがみこんで作りつづけてる
あのこに 見覚えあるだろ?

崩しにきてくれないか
あの日のように

見上げると太陽の光をうけたその癖っ毛な金の髪は
なぜか時々赤くも見えたっけ
そんな少し雀斑なジョン
いつも君の過ぎた後には 風が吹いた
壊した砂を慈しむよう清める風が

君が崩してくれない砂の城は風の吹かない廃墟

おぼえているかい?
ねぇ
おぼえているかい、ジョン
おぼえていてくれるかい?
ねぇ
おぼえていてくれるなら__

#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分

things left behind »
Saturday, April 01, 2006

ただよいつづけるものへ

誰もきみみたいにわたしを殺せない
誰もきみみたいにわたしを殺せない

四月の雨
四月の街壁を濡らす雨
濡れているのは指先 きみの
人差し指と薬指 きみの

その鋼の肉体に自らを刻まずにいられない内省

女タラシの口元で安っぽくうそぶく きみの皮膚いちまい下は傷だらけ
そのかさぶたの下で固まりきれない赤い血に気がついてしまった
それは不幸なのか幸福なのか 理解らないけれど
ああ きみの皮から躊躇い傷も致命傷も酔っ払い傷も何も透けて見えるよ

他の誰にも見えない皮膚の下の きみの
赤いしずくと乾ききれないかさぶた

だけど 気づいてしまった
だけど 誰にも言わない 安心しな

ずっとしらばっくれてやる
そうさ きみの目の前で
きみの目をまっすぐ見ながら でも

笑っちまう そんなわたしときみに

誰もきみみたいにわたしを殺せない

誰もきみみたいにわたしを殺せない

#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分

things left behind »
Saturday, May 11, 2002

August Moon

弱さなんて みせる必要はない
おまえが 弱さをみせたくないのなら
別にそんなもの みせなくたっていい
弱さを人にみられることが 死ぬより嫌なら

弱さのかわりに 強がりとおしとけばいい
もし 強がることが弱さの言い訳みたいで
みっともなくて 恥かしい気がするのなら
強がることすら しなくていい
そんなことでおまえの人生は 終わりもしない

素直にならないといけませんという オブセッション
街には ありのままの自分の大安売り
鼻白むものは 白い目でみられる素敵な世の中
抱きあうことで 世界がかわるなら
とっくにおまえは救われているはずなのに

何があったのか 知らない
何をかかえているのかなんて 知らない
弱さを死んでもみせたくないなら それでいい
安心しろ 私はおまえの弱さなんて知りたくもない

ただここにずっといたいだけなら いればいい
眠たくなったら 眠ればいい
何か話したくなったら 話せばいい
安心したらいい 夜はまだ明けはしない

月が終わり また新しく生まれ
生まれた月が再び 闇に融けてゆくまで
おまえのために 夜はまだ明けない


夜の神様と 埃っぽい十字路で契約したのさ
太陽なんてずっとどっかへ おいやっておくと

things left behind »
Thursday, March 07, 2002

3月。もしくは 残照

来る春を わらう きみ
逝く春を おしむ きみ
そのまんなかで 腰おろし
丘のむこうを ながめているのは わたし
ここでは
太陽は 真南に かがやいている

Monday, November 26, 2001

きみはあつかいにくい

きみはあつかいにくい
きみはほんとうにあつかいにくい

きのう とてもうれしいことがあった きみは
なのに とてもしらっとしたかおを みせていた
べつになにもいつもとかわりませんよと
きみは いつかもそうだったように すべてをながしてみせた
だけど ほんとうはとてもしあわせだった

きょう とてもかなしいことがあった きみは
なのに とてもそうはみえず にこやかなかおをみせていた
そんなことで いちいちかなしんだりしませんよと
きみは すずしいかおをしてわらって それもながしてみせる
でも ほんとうはすごくかなしいんだろう

ようりょうがわるくもなく
やさしくもないきみは
せんさいさを みずからにゆるすあつかましさもないらしい

ほんとうに
きみはあつかいにくいよ

さきも むじゃきなあのひとからなじられていた きみは
それがどうしたわらっちまうぜ というかおをみせていた

なのに あとからひとりかくれて なみだをこぼしていたろう
だれもいないばしょをみつけたくせに
ながれるなみだを それでもとめようとするきみは
しゃくりごえをあげないことを なによりきをつけてたりする

ああわかったよ
きみはほんとうにあつかいにくいよ
どれくらいあつかいにくいかといえば
きみいがいのすべてが
きみにだまされるくらいあつかいにくい

いつか だれもいないどこかが またひつようになったときは
わたしのすがたをさがせばいい
なに しんぱいすることはないよ
そんなにもあつかいにくいきみに
はなしかけるようなまねはしないよ

ただ
わたしの めがしめすさきへきみはゆけばいい
そこには だれもいないから
そこからは だれにもきこえたりもしないから
あんしんしてゆけばいい
そうしてから
またもどってくればいいさ

Tuesday, March 13, 2001

モウ―埋葬の時間だよ

おもいっきり ぶざまなふりをしてもいい ―― とおもった
道にぶったおれてみてもいい ―― とおもった
ねっころがって 大の字になってみてもいい ―― とおもった
おもいっきり ぶざまにおもわれてもいい ―― とおもった
ただ
靴の紐をしっかり結ぼう 脱げないように

にんじん畑でみる夢は
もしかすると 闘いかもしれない
にんじんは まっかな津波のように 笑うんだ
にんじんは けっして優しくなんかはないんだよ

おもいっきり笑われてみてもいい ―― とおもった
化石あつめなんかしたくない ―― とおもった
掘りだされた化石は 何の指標(しるべ)もしめさない ―― とおもった
おもいっきり笑われたってかまいやしない ―― とおもった
ただ
靴の紐を きゅっつと結んで 歩こう
脱ぎたくなんかならないように

ただ
洗ったばかりの運動靴と 洗ったばかりの靴紐が あればいい
それでいい

things left behind »
Monday, March 12, 2001

たった 一瞬の永遠

蒼いガラスの むこうがわから
微笑みかけておくれ
ゆっくりと 風にゆれる髪をかきあげ

厚いガラスごしに
掌を 合わさせておくれ
動脈のリズムに合致させ 制脈に酔う

Stopmotion for eternal
Slow, Slow, Slowmotion for one day
たった一瞬の永遠をもとめて

開かれた世界の むこうがわから
閉ざされた世界の こちががわより
まばたきするまに 終わるのが 夢なら

蒼いガラスを隔てた むこうは赤い空
蹴り上げた ボール高く

うけとめて おくれ
(後は何も望みはしない)

Monday, March 12, 2001

そして わたしたちの いちばん しあわせな じだい に

覚醒した 自己

隠喩された 他者

はしばみいろした 逆理paradox

Sunday, March 11, 2001

すみやかに 沈みゆく日常 - その 序章 -

涯てから 風が 吹いてくる
キミは ユメを 瓶に詰める
そしたら ワタシは ボルトを 締めよう

エチオピアの 朝を みにいった
ラヂオからは アイが 流れだした
アノヒトは 汚れた土壁に
見えない ボールを うちつけている

午前5時 まだ モヤは 消えず

このまちは 今日も 風が 強い
キミは 微笑を 売り渡す
ガラスの破片を すべて拾い終わったら
そしたら
こんな ユメも 終わるだろうか

風が 吹いてくる
それは 涯ての 虚空から
キミは ビーダマを詰めた瓶を叩き割り
そしたら ワタシは ラヂオを 消そう

お調子ものの ポップスは 消え
矮小化された 現実空間も 消え
electric - heroism も 消えるだろう

涯てから ただ 風は吹いてくる
キミは テレヴィのスウィッチをも 消す

いつか   すべてが     消え

ワタシタチも 消えてなくなることが できたなら

―乾杯  しよう。

things left behind »
Sunday, March 11, 2001

雲のうえでずっと~Ridin' on the cloud~

唄をうたっている
雲のうえでずっと
死に絶えるのを待っている
雲のうえでずっと
変りつづける風景を眺めている
白い雲のうえでずっと

わたしの哀しさは わたしだけのもので
あなたにとっては 哀しさではないから
だから ひとりで ここにいる
すべてが 融けて消えてくまで
雲のうえでずっと

もう 何も必要なんかじゃない
誰の腕も初めから必要じゃあない
誰の涙も見たくはないから
わたしも 誰にも 涙は見せたりしない

天国は何処 ?
教えてよ
それはまだ遠い ?

頬づえついて 唄ってる
雲のうえで ずっと

things left behind »
Saturday, March 10, 2001

series_がぁるふれんど より 雅希と悟の最初の出会い―雅希の独白 (monologue)

(かれ)は sagarmatha (その店)
一番奥のボックスに ひとりですわっていた。
紹介されるまでもなく
すぐに 悟(かれ)だと わかった。
店には たくさんのひとがいたけれど
(かれ)は そんななかで
どこかが 違っていた。
闇のなかで どんよりと 悟(かれ)のいる場所だけが光っていた
まるで 剥きだしになった ナイフであった
けれど その刃(やいば)を どこにむけてよいやらわからず
焦り 苛立っている
そんな ナイフであった。

(かれ)は眼鏡を かけていた
もしかしたら それは
(かれ)の 鎧戸 であったのかもしれない。

(かれ)は一冊の詩集を読んでいた
" RIMBAUD ? "
と 問うと 悟(かれ)
" 光晴 だ "
と 眼鏡を軽く浮かせて答えた。

それが 悟(かれ) との 出会い(最初) だった。

things left behind »
Saturday, March 10, 2001

Walking along 7th road

夢からさめて
ぼんやりとした心地で
それでも微笑もうとしたら
口元がひととき 軽くいがんだだけだった

道のまんなかで
水道管が 破裂している
あちらこちらにあふれでる
水しぶきを浴びていたら
風邪をひくよ と 誰かが言った

Friday, March 09, 2001

on with the show

雲のうえで
雲見てずっと 唄いつづける
いつか 雲のすきまから
ひかり 現ることを願いながら
その一筋のひかりを夢見て
たとえ 一瞬のこととしっていても
まるで まばたきする間で 消えようと
雲見てずっと 唄いつづける

ひかりが どうか我を貫きますように
見飽いたはずの すべてのものが
まったく新しい彩(いろ)を纏いはじめる
それは たぶん ショックというもので
思いもせぬものが 見えはじめる
まるで 盲いた者の眼が開くように

それは きっと祝祭で

もしかしたら それは きっと

この世の最期(おわり)告げる 祝祭かもしらぬが
けれども 我にとりては
創生告げる 祝祭かもしれぬから

雲のうえで
雲見てずっと 唄いつづける
いつか 雲のすきまから
ひかり 現ること 願いながら
祝祭の日を待ちながら

いつか
すべての 雪の地のうえを
ひかりが 乱反射する 一瞬のために

things left behind »
Friday, March 09, 2001

on the ship

あなたが わたしに何をもとめているのかを
感じとることは できるのだ
これ以上 わたしを 苦しめないでくれ
あなたの脆弱(よわ)さを わたしに負わせないでくれ
わたしは キリストぢゃないのだから
あなたを救うなんて できやしないのだ
(もとより 誰かを救うなど傲慢なことなど考えぬ)

これ以上 よりかからないでくれ
わたしのポーズから 
必要以上な意味を 読みとろうなど
しないでくれ
何といったって 
贈ることなど できやしないのだから
あなたの期待している そんな台詞など
(そんなもの 金輪際持ちあわすこともないだろう)

もう よりかからないでくれ
お願いだ
あなた自身で 解決してくれ
わたしは わたしでしかないというのに
わたしは つよくもなんとも ないのだ

things left behind »
Thursday, March 08, 2001

OASIS

もう 認めてしまおう
ここは沙漠だ
わたしが立っているのは 沙漠のうえだ
白い太陽の光のした
今日も ここはすこし けぶっている
砂の嵐のすきまから なにかを探している

ずっと ここはほかのどこかだと思ってた
常緑樹の楽園(エバーグリーン・パラダイス)
とは思いはしなかったけれど
どこかの街だと 信じていた
まわりは高いビルに取り囲まれていて
眼をつぶることさえ許されない毎日だったけれど
遥か彼方に 樹々が見えていた 翠(あお)く優しく

だけど そんなことは全て嘘っぱちで
本当にあるのは ただ ひろい砂丘だ
ただ 砂のつづく
他になにひとつさえ見えない
乾いた桃源境
そこにわたしは立ちつづけている
孤りで

絶え間なくつづく砂煙りのなか
からだはだんだん砂で固められてゆく
いつか 砂のなかに沈んでゆくのかもしれない
途切れる意識のなかで くりかえす

本当は知っていたんだよ と

ここがいつだって沙漠だってことは
ここはどこかの街なんかではなく
他のどこでもなく
ただ 陽だけが照りつづける砂丘なんだと
ただ じぶんをそう騙しつづけることで
騙しつづけることで 生きてゆけるような気がした
独りで

思いっきり陳腐なセリフだけれど

オアシスを探している
きっとどこかにある
緑輝く うるおい溢れた
オアシスをもとめている

ひどく 陳腐な云い方だけれど
オアシスを探している
きみにそこで待っていてもらいたい

蜃気楼でも構いはしない

things left behind »
Thursday, March 08, 2001

MeLoDy

だいぶんと待たせてしまったね
だけど 今はこうして向かいあってる
さあ 眼を閉じて
誰も知らない唄をうたってあげる
世界の誰もが 聴いたことのない
だけど 思わず口ずさんでしまう唄を
さあ 耳をすませて
誰も知らないメロディでうたってあげる
だけど きっときみの好きなメロディ

おなじものを見ているつもりで
だけど 本当は違う場所(とこ)見てる
おなじ 『場所』 に辿りつくつもりで
だのに 通る道は まったく違ってる
おなじ思いでいるつもりで
同時に そんなこと錯覚だとしっている
きみは 抱きしめようと 腕を伸ばしてくる
けれど 本当は気づいてしまってる
その両腕は目の前のわたしをつきぬけてしまってる
きみが抱きしめたと思っているのは宙にすぎぬことを

どうしようもない 『痛み』 をかんじながら
きみに抱きしめられてる ふりをしてる

ここには とてもいい風が吹いている
だから おしゃべりをやめて
誰も知らないメロディで唄ってあげよう
この世界のまだ誰も知らないメロディ
そんな素敵なメロディで
まるで 夢見るような メロディで

things left behind »
Wednesday, March 07, 2001

May be

朝が 静かに 影落とす

濡れ羽色した 天使がひとり

泣き笑いする

things left behind »
Wednesday, March 07, 2001

illusion

こもれびの さすなか
聖者の行進が近づいてくる
私の 『場所』 を そこに探せるだろうか
心地よいぬくもりのなかで
ただ わたしは還るべきところを探している

行進の最後をゆく聖者が
ゆっくりとわたしに気づき振りかえる
きっと わたしと通じる言語(ことば)を持たぬ彼は
だからこそ すべてを見透かしたように
穏やかに微笑み会釈する

雨で洗い流された空に
虹が橋かける 冬の午後
わたしの 『場所』 を そこに探せるだろうか
聖者の後姿が やがて点と化してゆく
わたしはここに住居を持たぬ旅人なのか

こもれびの さすなか
わたしは ひとりで腰をおろしている
そして__ハーモニカを吹く
もう忘れてしまった旋律を とぎれとぎれに

things left behind »
Tuesday, March 06, 2001

Ice on the water

天国では 足踏みオルガン ぶかぶか
地下室では 弦のないセロが唄う
きみは永遠を捜し求めて
淋しくないふりをして眠る
啓示の書は最終ページを失くし
懐かしい過去が 夢に誘うよ

この地には 誰も訪れはしない
凍りついたきみの楽園(エデン)
ここでは 羅針盤も役目を忘れる

預言者の到着を待ちわびたきみは
今日も唄わないカナリヤを肩にのせて詩うよ
氷の地平をすべる風に
今日も きみの髪は彼方へ揺れる
封をし忘れた 宛名のある手紙には
少年の日のきみが綴られたままだ

この地を知るのはきみだけだ
ここできみは穏やかに笑う
永遠のしとねを見つけたんだね
預言者の杖は折れてしまった

とても見晴らしのいい高台のうえで
きみはそっと座り 遥か先を眺めている
黙して 今日も眺めている
すべては通り過ぎてゆくだけの Passenger
確かなものなんて なにもない
生まれながらに何故かしっている

この地はきみの 安住(最後)の地
気づいているよ さようなら
きみは 二度と戻ってこないつもりなんだね

__だけど 云わずにはいられない
愛しているよ
ひゃくまんべん 繰り返しても 
きみにはけっして届かない
そうしっているから こそ___

things left behind »
Tuesday, March 06, 2001

Dawn

夜が明けてゆく
空はいま 灰色と桃の色で
ごちゃまぜになってる
透きとおる風のあいだを
それでも光りがすべりこむ

世界でいちばん 最初の朝
世界でいちばん 最初のおひさまの光り
世界でいちばん 最初の風に身をさらす

世界中の誰もが まだ夢の続きを追ういま
ひとつ 思わず咳きをする
アフロディーテよ きくがよい
世界でいちばん最初の音を
静かにたゆたう靄のなかで アフロディーテ
きみとワルツを踊りたいけれど
ルシファーによろしくいっておくれ

夜が明けてゆく
白んだ空に響く都祈のこえ
世界でいちばん最初の祈り
誰に捧げればいいのだろうか
世界でいちばん 最初の祝福の祈り
世界でいちばん 最初の傍観者
世界でいちばん 最初の共犯者

紫色の朝がじきに訪れる
そのけむりにとりまかれる前に
世界中でテレパス混信しだす その前に
どこか彼方へ翔びたつ

5-4-3-2-1
世界でいちばん 最初のカウントダウン
世界でいちばん 最初の逃亡者

夜が明けてゆく
木星(Jupiter)めざして 翼をはれ
夜が明けてゆく
世界でいちばん最初のノア
箱舟はいらない

things left behind »

about

select category

archives

Powered by Movable Type
4.23-ja