津波がやってくる
真夜中の海を
高く高く聳え立ち
闇を飛ぶ鳩の翼が濡れている
狂ったように飛ぶ鳩は濡れている
あの濡らす翼を照らす光は何処からさす
月がなくなった夜を照らす青い白い光
君を探してたんだと
僕の脇腹辺りから叫ぶ声がする
愛があるならどうか僕に教えてくれ
狂ったように叫ぶ僕は脇腹をカクカクと揺さぶられる
この部屋には何もない
僕が独り腰下ろすガタガタキイキイ鳴る椅子だけがある
片手で頬杖ついてる僕は大きく開いた目で見ているんだ
カーテンのない窓はある
ガタガタキイキイ鳴らす椅子と同じ色した
木の壁と木の床はある
それと僕だけがある
僕の脇腹ではずっと鳩が翼をバタバタさせている
濡れた翼は津波を呼んでそれは僕の脇腹の中にだけどあって
だから僕の脇腹はカクカクと振動しているんだ
君を探してるよ
愛があるならその光で僕を今一度照らして
月が僕を忘れてしまったこの闇の中でさえ
重荷すぎるかい
だから君は僕に探させ続けるままここに僕を残すのかい
僕は踊っている
津波がやってくる真夜中の海の見えるこの部屋で
ガタガタキイキイ鳴る椅子に爪先立ちで
君がこなくてもどちらでもいい
鳩が僕の脇腹の皮膚をその濡れた翼で破るまで
僕は踊っている
#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分
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