きみはわたしの骨をとかす
わたしの骨だけを
ゆるりと
なめるよう
きれいさっぱりに
骨だけをとかす
きみはわたしの両の腕の皮膚をつらぬく
わたしの皮膚のなかへ
とがり
きりきざむよう
それはこれっぽっちも 優しくなく
皮膚の底へ傷をつける
わたしの皮膚は痛みで揺られ
なのにとけだした骨に夢をみる
ああ やっとわたしは消えることができる
やっと 長く長く待ち望んだ日がくる
かつて土の中でさえ朽ちること許されなかった骨が
きみはわたしをその大きな両の腕で抱く
声も音もなく ただじっとその腕で
きみのあまりの慈悲に
きみのあまりの愛おしさに
あまりの刃の如き優しさに
ようやく気づいた時 じぶんの骨のとける音をきく
骨をとかす
骨だけをとかす
#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分
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