誰もきみみたいにわたしを殺せない
誰もきみみたいにわたしを殺せない
四月の雨
四月の街壁を濡らす雨
濡れているのは指先 きみの
人差し指と薬指 きみの
その鋼の肉体に自らを刻まずにいられない内省
女タラシの口元で安っぽくうそぶく きみの皮膚いちまい下は傷だらけ
そのかさぶたの下で固まりきれない赤い血に気がついてしまった
それは不幸なのか幸福なのか 理解らないけれど
ああ きみの皮から躊躇い傷も致命傷も酔っ払い傷も何も透けて見えるよ
他の誰にも見えない皮膚の下の きみの
赤いしずくと乾ききれないかさぶた
だけど 気づいてしまった
だけど 誰にも言わない 安心しな
ずっとしらばっくれてやる
そうさ きみの目の前で
きみの目をまっすぐ見ながら でも
笑っちまう そんなわたしときみに
誰もきみみたいにわたしを殺せない
誰もきみみたいにわたしを殺せない
#あさってのこちらがわ。 - LAZY CRAZY BLUE::memorandum - からログ移行分
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